Michiko
Okano
Architects


漁村まちづくりプロジェクト  生活・暮らしのヒアリングワークショップ
2018.6
芝浦工業大学 建築学部 プロジェクトデザイン研究室
+三重大学 生物資源学部
場所:三重県尾鷲市須賀利町

三重県尾鷲市須賀利は尾鷲湾から枝分かれした深い湾入の奥にあり、風波から守られる位置と地形のおかげで江戸時代に風待ち港として栄えた漁村である。 地形に沿ってひしめき合う家々の屋根と入組んだ路地の風景は絶景として知られ、離島同然の僻地であることから、独自の文化とコミュニティが残されている。
しかし現在では、人口227人(2015年国勢調査)高齢化率80%以上(65歳以上)の、人口減・過疎化が深刻な問題となっており、近い将来消滅が予想されていた。
そんな中、近年東京で居酒屋を経営する企業が定置網漁を始めたことにより漁業が新たな復活をとげ、町民の食の知恵が引き出されるなど今までにない交流が生まれ、町の存続の兆しが見えてきた。
今後、全国的な人口減、高齢化が進み、都市に住む私たちも同様に、須賀利で起こっている問題に直面することが予想される。 エネルギー・空き家・交通・仕事など、幾つもの問題を先行して抱える地域でこそ見えるこれからの新しいまち、暮らしと建築を構想する。
2018年6月に三重大学生物資源学部と合同で、須賀利町の住民の生活・暮らしの聞き取りワークショップを行った。
・芝浦工業大学 建築学科 プロジェクトデザイン研究室 facebook photo photo

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