Michiko
Okano
Architects


あざみ野のみんなの公園
2019
公園
神奈川県

横浜市でスマイルズが運営するレストラン「100本のスプーン あざみ野ガーデンズ」に隣接する傾斜のある空き地に、25人の子ども達とワークショップをしながら計画、設計した公園である。
既存の遊具を設置するだけの公園ではなく、遊び方そのものをデザインすることで、与えられるのではなく自ら遊びを作り出すような、子どもの創造力を最大限引き伸ばせる場をつくりたいと考えた。そのために、子ども達に建築家となってもらい、模型をつくり、設計を考えるプロセスを体験してもらった。
企画したワークショップでは敷地を走り転げ回って身体で理解した上で、模型や図面を使ったディスカッションを行った。自由な発想が飛び交い、個々のアイデアが重層して有機的につながっていくことで、公園の使い方が無限に拡がって行く可能性も見えた。
実際の設計においては、子どもたちが考えたダイナミックな動きや遊び方を実現するため、遊具を媒介にして公園全体を使った様々な動きの方向性が生まれ、新しい遊びが生まれるような公園となるように心がけた。
子ども達は何度も話し合いを重ね、一緒に公園をつくってきたことで「この場所を自分たちの手で良くしていきたい」といったオーナーシップが生まれつつあり、竣工後もプロジェクトが発足するなどしている。いつか子どもか成長し、大人になってからも親しみを持って来てくれる事を願う。これからもこの公園はクリエイティビティが成長し拡がり続ける媒介の場となる事を期待している。

workshops
・「公園づくり計画のお披露目会」
・コドモたちとつくる公園プロジェクト   三者での鼎談
・「はじめての公園設計ワークショップ」 photo photo

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*photo by Kai Nakamura

**photo by Misaki Nawa



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